頭痛ゾーンとは?

頭痛には幾種類ものタイプがあり、発症のメカニズムについても様々な説が唱えられ、治療には実に多彩な薬物が用いられていますが、どれも決め手になっているとは言えません。一方、頭痛ゾーン療法の考え方は実にシンプルであり、かつ効果的です。ポイントは3つあります。

 

ポイント1:頭痛は筋緊張を取り除くと治る

頭痛ゾーン療法では、頭痛※1の主な原因は筋肉の過緊張にあると考えます。緊張型頭痛のみならず、片頭痛や群発頭痛も、頭痛ゾーン療法による筋治療で改善し、多くの症例では完全に消失することが臨床経験から明らかになっています。頭痛は、過緊張状態にある筋肉を正常化させることで軽減・消失するのです。※2

ポイント2:頭痛誘発筋が頭痛を引き起こす

特定の筋肉が過緊張状態になると、その関連痛として頭部に頭痛が発生します。頭痛ゾーン療法では、頭痛を引き起こす特定の筋肉を『頭痛誘発筋』と呼んでいます。現在、約20種の頭痛誘発筋の存在が確認されています。頭痛誘発筋を手技療法によって弛緩させることで頭痛を軽減・消失させることができます。

ポイント3:頭痛をゾーンに分けて考える

頭痛ゾーン療法では、頭痛を痛みが出現する箇所によって、『①頭頂部』『②側頭部』『③顔面部』『④後頭部』の4つのゾーンに分けて考えます。どの頭痛誘発筋がどのゾーンに痛みを引き起こすかは、次ページの『頭痛ゾーンマップ』にまとめられています。術者は頭痛が発生する箇所を確認し、頭痛ゾーン・マップに示されている頭痛誘発筋に対して施術を行います。頭痛ゾーン・マップを用いることで、頭痛治療の経験がない術者でも、効果的かつ即効性のある治療を行うことができます

 

※1:頭痛ゾーン療法が対象とするのは一次性頭痛(緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛、混合型頭痛)です。何らかの疾患に伴って発生する二次性頭痛の可能性が認められる場合には、必ず専門医の受診を促します。

※2:精神性疾患、咬合障害、顎関節症の問題がある場合は、それらの問題を解決しない限り、症状を完全に取り除けないことがあります。